勉強法

高校英文法の効率的な勉強法とおすすめ教材を東大塾講師が解説!

ども、ぽこラボ所長です!

今回は高校レベルの英文法について。

英語学習のどこかの段階で必ず通るのが高校レベルの英文法です。

旅行に行く程度の英会話であれば、中学レベルの英文法でも十分なんですけど、英語の読み物をしようと思ったら高校で習うレベルの英文法の知識は必須になります。

高校の授業ですごく苦労した経験はありませんか?

今回はそんな英文法の学習について、次の内容を解説します!

  • 効率的な学習方法
  • おすすめの教材

目次

効率的な学習方法

まずは英文法の効率的な学習方法から。

私は塾で高校英文法を飽きるほど教えてきましたから、勉強ができるようになる高校生の見本パターンをここでは紹介しますね!

まず教材ですが、基本的には3種類あればいいかなと思います。

  • 映像授業
  • 問題集
  • 文法書

この3セットは必須で、それに合わせて辞書もあると完璧です。

おすすめの教材は後で紹介します。ここでは先にこれらの教材の効率的な使い方を説明します!

高校レベルの英文法は次の手順通りに学ぶのがおすすめです。

  1. 映像授業を見る
  2. 問題集を解く&まる付けする
  3. 解説を丁寧に読む
  4. 知らなかった単語を辞書で調べる
  5. 覚えていなかった文法用語を文法書で調べる
  6. 調べたものを覚える
  7. 問題集のバツ直しをする

手順はそれほど特殊なところはないかなと思います。それぞれのコツも含めて解説していきますね。

映像授業を見る

まずは映像授業を頭から順に見ていくのがいいでしょう。

このときに注意したいのはノートを取ることよりも授業を理解して1回で覚えきろうとすることです。

後で覚えようと思っても、「後」はいつまで経っても訪れません。

独学の場合はテストはないですから、ノートを見返す瞬間もありません。

見返さないノートに注意を払っても何の意味もないので、ノートは最低限で理解&暗記に集中しましょう。

授業の視聴のタイミングでしっかり理解して暗記しておけば、問題集に取り組むのは比較的イージーなはず。

問題集を解く&まる付けする

映像授業で、文法を理解したら次は定着させるために演習を繰り返す必要があります。

まずは問題集を解きましょう。

このとき、わからない単語などはバンバン出てくるはずですか、文法を理解できていれば、ひとまず解き進めることはできるはずです。

時間を計りながら、制限時間を課して解くのがおすすめです。

自分のペースでダラダラ解くのも良くないですし、文法問題に関しては、パッと答えられるようにならないと意味がないので、考える時間はもったいないと思いましょう。

ただし、問題に関係ありそうな部分だけを読んで問題を解くのは絶対になしです。

( )の付近だけ読んで穴埋めをしてもあなたの実力は全く伸びません。

一通り解き終えたらまる付けです。

まる付けするときには迷った問題にもバツをつけておくのがコツです。

たまたま正解する問題もときどき出てくるはずですが、その問題も不正解扱いにして2周目で定着させるようにしましょう。

間違えた問題に関しては、必ず本体にバツ印をつけて2周目に備えていきましょう。

印がついていないと2周目も全ての問題を解くハメになります。

少しでも楽をするために、バツ印は忘れないように。

解説を丁寧に読む

まる付けまで終わったら解説を読み込んでください。

1周目は不正解の問題だけでなく正解した問題も解説を丁寧に読むのがおすすめです。

しっかり全ての問題に目を通せば、自信を持って正解した問題が実はたまたま正解しただけだと気づくことも出てくるでしょう。

その場合はもちろん、問題の方にバツ印をつけるようにしてくださいね。

また文法用語を難しいからと読み飛ばしてはいけませんし、有用な情報をまとめてくれているトピックも飛ばしてはいけません。

わざわざ問題の解説からそれてまで解説が割かれている場所はそれだけの意味があることを忘れないようにしましょう。

経験上、勉強が苦手な生徒さんほど、解説をバンバン読み飛ばしているので要注意です。

知らなかった単語を調べる

問題中、解説中で見かけた知らない単語、覚えていない単語は必ず「辞書」で調べるようにしましょう。

電子辞書でも、スマホでググってwebの辞書を使うのでも大丈夫ですが、個人的には電子辞書がおすすめです。

スマホだと勉強よりも楽しいものに誘惑される可能性が高いので。

ちなみに単語帳で調べるのはナンセンスです。

いつかは単語帳に載っていない単語や、載っている単語でも、単語帳には載っていない用法を覚えなければならないタイミングが来ます。

辞書で調べられない人はこのタイミングで圧倒的に成長が止まってしまいますので、確実に辞書で調べる癖をつけましょう。

調べる時には、発音、アクセント、品詞、意味、語法は最低限確認するようにしましょう。

ちなみに覚えるべきものを全てノートに書き出すなどの作業は必要ありません。

これは後述します。

覚えていなかった文法用語を調べる

文法用語も完璧に理解する必要があります。

文法用語の理解が曖昧だとここから先の全ての参考書を苦労しながら進めることになります。

確実に全ての参考書で文法用語を使った解説が出てくるので。

調べるときには、「文法書」を使いましょう。

これに関しては普段から持ち歩くのはダルいので、調べなければならないものをメモしておいて、まとめて一気に調べるのでもオッケーです。

そのかわり必ず文法書で調べてください。

これも経験上、調べ物ができない生徒さんは必ずどこかで伸び悩んで、「調べる力」を身につける必要が出てきます。

普段から何かを調べるという作業をしていない場合、最初はかなり苦しいと思いますが、だんだんと慣れてくるはず。

文法書も100回くらい調べ物に使えば慣れていますので、それまで我慢して使い込みましょう。

ちなみにこれも調べたものをノートに全てまとめる、といった作業は必要ありません。

調べたものを覚える

辞書と文法書で調べたものは必ず暗記する時間をとりましょう。

英語学習で1番大事なのは暗記です。ここは欠かせません。

ここまでに調べたものをノートにまとめる必要はありません、と説明してきました。

実際にノートまとめをやってみると分かりますが、圧倒的に進みが遅くなります。これは間違いありません。

ですので、やめましょう。

その代わりの手法をいくつか提案しておきます。この中から合うものを選んで試してみましょう。

  • 付箋を貼って定期的に見返す&覚えたらはがす
  • 履歴を定期的に見返す&覚えたら削除する
  • 写真を撮って定期的に見返す&覚えたら削除する
  • メモにコピペして定期的に見返す&覚えたら削除する

大事なのは、「定期的に見返すこと」と「覚えたら捨てること」です。

定期的に見返すのが大事なのは、説明がいらないと思います。それは黙っていてもやっている受験生が多いくらいなので。

ですが、捨てるのは勉強が得意な受験生以外でやっているのを見たことがありません。

暗記のコツとして、「覚えるべきものを減らして接触頻度を上げる」という手法は覚えておいてほしいところです。

覚えたものは捨てていかないと、覚えるべきものが減らないので、いつまで経っても見返すべきものが増える一方です。

増えれば増える分だけ、見返すのに時間がかかって接触の頻度は下がりますよね。

頻度を上げるためには捨てるのが1番です。

ちなみにノートまとめをすると、

せっかくまとめたのに捨てるのはもったいない

という精神が働いてしまいます。

捨てるのをためらわない程度に気楽に続けられる方法を選ぶのが大事というわけです。

改めて提案した方法を見返してみてください。

ほとんどの人はこの作業なら、もったいなさ、を感じずに捨てられるはずです。

問題集のバツ直しをする

問題集も単語帳と同じで1周目ではほとんど実力はつきません。

実力が伸びてくるのは2周目以降。

1周目までは、ただの下拵え。バツ直しこそが本番です。

もちろん、丁寧に復習をしているなら2周目以降はほとんどの問題が正解するので、3周程度する頃にはほとんどの問題が自力で解けるようになっているはずです。

【高校レベルの英文法】おすすめの教材

最後におすすめの教材を解説しておきます。

以下の3つを順番に紹介します。

  • 映像授業
  • 問題集
  • 文法書

映像授業のおすすめ教材

英文法に関しては、YouTubeの無料で見られるものとしては、

 

高校レベルに関してはYouTubeよりもおすすめなのは「スタサプ」です。



>>【スタディサプリ】動画授業で苦手を克服

特に関先生の授業は人気の講座で、これがあるなら英文法の授業を受けるために高い授業料を払って塾に行くのがバカらしくなってしまいます。

スタサプで勉強する場合、おすすめの講座は以下の通りです。

  • 高1・高2・高3 英語超入門
  • 高1・高2 英語<英単語入門編>
  • 高3 スタンダードレベル英語<文法編>
  • 高3 ハイレベル英語<文法編>

この4つを受けておけば、十分でしょう。

月額数千円でこれらの講義を受けられるのでかなりお得です。

問題集のおすすめ教材

問題集は、以下のうちどれか1シリーズを選んで丁寧にこなしておくといいでしょう。

ポラリスと全レベルシリーズの場合は、2冊分、こなしておくのがおすすめです。

1冊あたりがそれほど重くないので、両方こなすこともできるでしょう。

ある程度先を見据えて少し重くてもしっかり学習しておきたい場合はもう少し難しい以下の問題集に取り組んでみてもいいででしょう。

こちらの場合は少し量が多くて辛く感じる人もいるかもしれないので、根性がある人向けです。

文法書のおすすめ教材

最後に文法書について。

大学受験レベルまでで十分という場合は、

がおすすめです。これがギリギリ持ち歩きレベルかなと思います。

もちろんもっと本格的に学習したいという場合は、以下の文法書を持っておくのもおすすめです。

これさえあれば、少なくとも日本人向けの英語文法書で新しく購入する必要が出てくることはないでしょう。

まとめ

今回は高校レベルの英文法の学習方法とおすすめの教材を紹介しました。

勉強の手順としては次の通り。

  1. 映像授業を見る
  2. 問題集を解く&まる付けする
  3. 解説を丁寧に読む
  4. 知らなかった単語を辞書で調べる
  5. 覚えていなかった文法用語を文法書で調べる
  6. 調べたものを覚える
  7. 問題集のバツ直しをする

それぞれ注意点ももう一度読み返して確認しておいてください。

さらにおすすめの教材も紹介したので、今すぐにでも勉強を始められるはず。

すぐにモチベーションの高いタイミングで素早く始めてみましょう!

それではまた、所長でした!