コラム

英語の文法の勉強ってなんで大事なの?東大ベテラン塾講師が解説

ども、ぽこラボ所長です!

今回は英文法の勉強について。

生徒さんからよく次のような質問を受けることがあります。

「英文法の勉強って大事なの?日本語は文法を勉強しなくても使えているよ?」

たしかに日本語については文法の勉強をしなくても読み書きできますし、もちろん話すことも聞くこともできます。

ですが英語はそういうわけにはいかないもの。これまでどのような説明を受けてきましたか?

この記事を読めば、文法学習も頑張ってみようかな!、、、と少しは思えるかもしれません。

今回の記事の内容は以下の通り。

  • 英文法を勉強するメリット
  • 日本語の文法も勉強した方が実はいい話

英文法を勉強するメリット

まずは英文法を勉強するメリットについて。

これは「暗記すべき内容の量を減らすことができるから」ということに尽きます。

あなたは暗記は好きですか?好きでなければこの意味をぜひ理解してほしいと思います。

ここでは助動詞を例に挙げます。

can は「〜できる」という意味で、must は「〜しなければならない」という意味。

意味は文法に関係なくそれぞれ覚える必要がありますが、ここで意識したいのはその「使い方」について。

「助動詞の使い方」を知っていれば、can の後ろにもmust の後ろにも、動詞の原形が来るのは分かります。

そしてその「助動詞の使い方」新しく助動詞が出てくる度に、助動詞の使い方を新たに覚える必要はありません。

ですが、「助動詞の使い方」を知らなければ、どうでしょうか?

新たな助動詞に出くわす度に毎回ゼロの位置から「意味」と「使い方」の両方を暗記する必要があります。

can は「〜できる」という意味で、後ろには動詞の原形が続く、ということとは独立に

must は「〜しなければならない」という意味で、後ろには動詞の原形が続く、ということを覚えなければなりません。

may が出てくれば、その「意味」と「使い方」の暗記。will が出てくれば「意味」と「使い方」の暗記です。

「助動詞の使い方」を覚えておけば、must も may も will も「意味」だけ覚えればOKで暗記する量が減っていますよね。

文法を覚えると、共通のルールに属するものは、そのルールに従うことだけを覚えればいいですから、少し楽に英語を学習することができるようになります。

「暗記は嫌いと言っておきながら、文法学習をサボる」のは理に反することをやってるというわけですね。

暗記が嫌いな方ほど、文法をしっかり学習して、必要な暗記量を減らしていきましょう!

学習速度が上がる

覚えるべきことが減れば、学習速度が上がるのは当たり前のことのように聞こえると思いますが、それ以上に文法を理解しておかないと参考書の解説を読むのに手こずってしまいます。

正直どんな参考書もある程度のレベルを超えると「文法は知っているよね?」という前提で解説がついています。

ですので、文法を理解していないと本文と和訳は読めても、その解説は全く理解できなくなって参考書を進めるのがどんどん嫌になっていきます。

学習速度は結果的に下がっていきますし、下がるくらいならまだマシで、途中で辞めてしまうこともあり得るでしょう。

途中で英語学習を離脱しないためにも文法の学習は必須です。

圧倒的なインプットがあれば文法の学習は必要ない

ここまでの内容から、暗記が得意であれば、文法学習は必要ないということになります。

それはまさにその通りで、私たちが母国語である日本語を学習したときは正に圧倒的なインプットだけで、日本語を習得してきています。

この方法で成功している方も大勢いらっしゃいますし、最終的にはこのやり方も必須になるはずです。

結局のところ、どちらの方が自分に合っているか、という話になると思います。

  • 文法なんて小難しいことは好きじゃないからとにかく鬼インプットで英語を習得する
  • 小難しいこと(文法)を経由してでも、楽して英語を習得する

どちらが好みでしょうか?

このサイトは後者の方に向けて執筆しているサイトですので、そんなあなたはぜひ他の記事も読んで参考にしていただければと思います!

日本語の文法も勉強した方が実はいい話

実は、日本語の文法も中学の国語でほとんどの方は習っているはず。

ですが多くの中学生は文法のテスト勉強と、その直しは非常に疎かにやってます。

少なくとも私が塾講師を始めた10年ほど前にはすでにその雰囲気はありましたし、もっと以前からそうだったのでしょう。

入試の配点が低いことも原因でしょうね。漢字なんかよりも文法をしっかり勉強してほしいと個人的には思っているのですが。。。

それはさておき、日本語文法には存在しないけど、英文法には存在するものは日本人は学習するのに苦労する傾向にあります。

たとえば、「冠詞」。

日本語の文法を意識できるようになっていると、日本語には「冠詞」はないけど、英語にはあることがわかります。

そして、冠詞は英語学習者がどこかの段階で必ずつまずく内容の1つ。

名詞の単数複数についても、日本語にはないですけど、英語にはあります。

日本語の文法をしっかり学習していると、日本語にはない概念が出てきたときに注意して学習することができるのですが、そもそも多くの高校生は日本語の文法をまじめに学習していない。

もし中学生のときに日本語の文法を真面目に勉強していないなら残念なことですが、今からでも学習はできます。

 

ちなみに言語学という分野的には、今現在、国語の教科書で扱われている日本語文法には不満足に思える側面があるようです。

それも意外と面白いので、発展的な内容に興味がある方はこちらもおすすめです。

まとめ

今回は「英文法の学習がなぜ大事か」という話をしました。

英文法を学ぶことで、必要な暗記量を減らすことができて、解説を読むのもスピーディになるので、結果的に学習速度が上がる、という話でした。

ぜひ文法の学習頑張りましょう!

それではまた、所長でした!