ども、ぽこラボ所長です!
今回は独学で英語を勉強できるかどうかについて。
最初に答えを言うと、もちろん可能です。
というよりも、最初は独学で勉強することの方がおすすめだったりもします。
そのあたり詳しく解説していこうと思います。
今回の記事の内容は以下の通り。
- 英語学習の初期は独学がおすすめな理由
- 独学する際のポイント
1つずつ見ていきましょう!
目次
英語学習の初期は独学がおすすめな理由
英語学習を始めたばかりの初期の段階では独学の方がむしろおすすめで、その理由は次の通りです。
- 気軽に教材を変えられるから
- やめたり再開したりできるから
- 学習習慣が必須になるから
それぞれ解説しますね。
気軽に教材を変えられるから
勉強をし始めた頃は、どんな勉強法が合っているのか、どんな教材が合っているのか、どんな先生が合っているのか、正しく選ぶのはほぼ不可能と言っていいでしょう。
スクールや、英会話教室に通い始めてしまうと、なかなか気軽には教材や先生を変えられませんよね。
入塾金も払ったし、費用も1ヶ月分払ったし、ということで気軽にチェンジは言い渡せません。
※一度払ってしまったものをもったいないと思う気持ちを「サンクコスト効果」と言います。
ですが、自分に合わない方法で勉強を続けること以上にストレスになるものはありません。
せっかく、英語を勉強し成長した後の自分を夢見て期待値MAXで勉強を始めたのに、ストレスに耐えきれずにやめてしまってはもったいないです。
まずは気楽に教材を変えられる独学から始めるのがおすすめです。
やめたり再開したりできるから
英語の勉強を始めると、確実にやめたくなる瞬間は頻繁に出てきます。
受験という人生の大勝負がかかっている受験生ですら、勉強しなくなる瞬間があるんですから、受験生でない学生や社会人は確実にやめたくなる瞬間は訪れます。
このときに大事なのは気軽に1週間とか1ヶ月くらい休憩を挟んで、再開すること。
大事なのでもう一回。
大事なのは「再開すること」です。
塾講師をしている私がよく見かけるのは、勉強が嫌になって塾をやめる生徒さん。
彼らが戻ってくることはほとんどありません。
そこから次の塾に通った生徒さんは良いんですけど、そこから独学で勉強をして上手くいった生徒さんは聞いたことがありません。
英語のスクールを一度やめて、他のところに気軽にチャレンジする気になるでしょうか?
ほとんどの人はそんな気にはならないと思います。
この後に解説する学習習慣を独学で身につけている人であれば、スクールをやめても勉強を再開する可能性はありますが、
先生のプレッシャー頼りの学習習慣だと心許ないですよね。
学習習慣が必須になるから
勉強をやめても再開することが大事と説明しましたが、そのためにも学習習慣は自力でつけておくのがおすすめです。
先生頼りだといつまでも頼り続けることになりますし、結局自分で勉強する習慣がないと学習成果が出るまでに物凄く時間がかかります。
塾に行くだけで成績が伸びると思っている生徒さんがときどきいらっしゃいますが、そんなことはありません。
宿題をちゃんと自力でやらないと成績は伸びません。
独学で学習習慣を作れたら最強です。
どこでも、いつでも勉強できるようになります。
独学する際のポイント
初学者ほど独学がおすすめではありますが、失敗しないためのポイントがいくつかあるので、それを解説しておきます。
ポイントは次の通り。
- 事前によく調べること
- 最初は上手くいかない前提で始めること
- 成果は長期目線で求めること
事前によく調べること
まずは勉強を始める前に、事前によく調べましょう。
これができるかどうかで成功の確率がグッと変わってきます。
でも何を調べればいいのか?って感じですよね?
勉強を始める前に調べておくといいことをまとめておきます。
- 現在地(現在の英語力)
- 目標に至るまでのルート(教材)
- (可能ならば)目標に到達するまでの時間
この3つです。
現在地
現在地に関しては、今の英語力ということ。
「何のテストでどれくらい点数を取れるか」を基準にするのがおすすめです。
テストの種類としては、
- 各都道府県の高校入試
- センター試験、共通テスト
- 各大学の大学入試
- 英検各級の試験
- その他TOEFL、IELTS、TOEICなどの資格試験
などがあります。
無料で力試しできるもののおすすめとしては上2つです。
こちらで詳しく解説しています。
>>準備中。
その他としては、英検が級ごとに分かれていて力試しには使いやすいと思います。
英検も各級の過去問は無料で入手できます。
こういったテストを試しに解いてみて、そこを現在地として、さらに以下のように調べ物を進めてみましょう。
目標に至るまでのルート
現在の学力を把握できたら、次は目標を決めましょう。
これも基本的には試験をメインにして勉強するのがおすすめです。
○○のテストで何点を取る
などのように目標を決めてそこに至るルートを調べてみましょう。
現在地と目標が決まれば、そこに至るまでの教材ルートは調べやすいはずです。
このときに重要なのは、10サイト以上の情報源を参照すること。(動画なども含めてOKです。)
1つのサイトで紹介されているのはあくまでも、1つの成功例にすぎません。
そのサイトの運営者さんの成功した方法で、あなたも成功できるとは限りません。
出来るだけ大量に下調べして、その上で参考書ルートを自分なりに絞っていってください。
おそらく教材調べだけで5時間くらいはかかってしまうと思いますが、のんびり進めましょう。
ある程度調べ上げたら、出来るだけ大型の書店で手に取って眺めてみてください。
実際に見てみると、サイトで調べていたときの印象とは違う可能性もあります。
大型書店が近くにないならAmazonレビューもチェックです。
可能ならば、そこに到達するまでにかかる時間
ぜひ調べ物をしているときに、それぞれの教材にどれだけの時間がかかるかも調べておくといいでしょう。
ただし、これについては実際やってみないとわからないことも多いので深追いする必要はありません。
最初は上手くいかない前提で始めること
事前にキッチリ調べて取り組み始めてみたとしても上手くいかないのは当たり前のこと。
予想よりも進むペースが悪いかもしれませんし、
予想よりも勉強時間を確保できないかもしれませんし、
予想していたよりもやる気が出なくなるかもしれません。
こんなのは当たり前のことです。
誰だって最初は上手くいかないものなので、上手くいくようになるまでに時間がかかるのは承知した上で始めてみましょう。
ちなみに塾講師視点で言うと、受験生が一般的なレベルまで自習の習慣をつけられるようになるまでに3ヶ月はかかります。
毎週、アドバイスを繰り返しても3ヶ月かかるので、完全に独学でやろうと思ったら6ヶ月程度はかかると思っておきましょう。
半年くらい、上手くいかないなーと思いながらも細々と続けてみれば、どこかのタイミングで上手くいくようになります。
少々失敗したところで、気にしない精神が重要です。
成果は長期目線で求めること
思った通りに勉強ができるようになったとしても、それが成果として現れるかどうかはまた別物です。
どれだけ正しい勉強をしていても、テストの点数に反映されるまでには時間がかかるものです。
勉強に慣れていない人ほど、すぐに成長するものと、思い込んでしまって
あんなに勉強したのに全然成長していない
とモチベーションを下げてしまいますが、その程度の量ではそりゃ成長しないよね?と上級者が見れば分かるものです。
これまでの人生で数年かけて成長させてきたスキルはありますか?
部活を数年やっていたのであれば、その成長速度を意識してみましょう。
純日本人が英語ペラペラレベルになるのは、部活を始めた初心者が全国大会に出るくらいの難易度は最低でもあると思っておいてください。
毎週3時間も4時間も学校の授業を受け続けて6年勉強しても、それで成長する英語の学力はたかがしれているのも意識するといいかもしれません。
まとめ
今回は
- 英語学習の初期は独学がおすすめな理由
- 独学する際のポイント
を解説しました。
今回の記事を参考にぜひ英語学習を始めてみてください!まずは調べものからチェックしてみてくださいね!
それではまた、所長でした!