ども、ぽこラボ所長です!
今回は例文暗唱の重要性について。
英語の勉強においては1に暗記、2に暗記、3、4も暗記で、5に暗記です。
暗唱は避けては通れません。
10語程度から30語程度の短い文章を覚えていくのが「例文暗記」とか「例文暗唱」とか言われている学習内容です。
実は、これができるようになるだけで物凄い効果があるのですが、「暗唱」とか「暗記」と聞くと「嫌だな」と反射的に思う方もいらっしゃると思うので、今回は学習するメリットから順に解説していこうと思います。
今回の記事の内容は以下の通り。
- 例文暗唱するメリット
- 例文暗唱の勉強法
- おすすめの教材
それでは1つずつ見ていきましょう!
目次
例文暗唱するメリット
それでは早速、例文暗唱をするメリットから。
メリットは「考えなくても反射的に理解できるようになる文章が増える」ということ。
これにつきます。
たとえば、“This is a pen.” という英文はわざわざ日本語に直さなくても理解できてしまいますよね?
このレベルの簡単な文章だと何も考えなくても反射的に理解できますが、英語学習の初期の段階ではそんな英文はほとんどないはず。
一旦、日本語を経由しないと理解できないものもあるでしょうし、辞書や文法書を使わないと分からない文章も多いのではないでしょうか?
私が塾で生徒さんに指導するときには、英文の暗唱に重きを置いて指導しています。
文法を理解して、その例文として出てきたものは暗記させるようにすることがほとんど。
暗記を通して「考えなくても分かる」状態を作るためです。
このブログの目標は読者の皆さんが「英文を前から順に読めるようになること」ですから、その練習として、少しでも英文を暗唱する時間を取ることをおすすめしています。
覚えたからと言って話せるようにはならない
ちなみに「参考書に載っている例文なんていくら覚えても話せるようにはなりません!」なんてことを言う方もいらっしゃると思いますが、これには全面的に同意です。
参考書に載っている例文は普段づかいするためのものを除けば、ちょっとぎこちないものも多いですし、無駄に長いものも多いはず。
それを覚えても話せるようにはなりません。
まずは文法を意識しなくても理解できることを目標に、例文は暗唱してもらえればと思います。
目標はあくまでも「考えなくても理解できる」状態を目指すこと。
発信できるようになるのはもっと先のレベルです。
※あくまでも日本的な王道の学習法の場合に先のレベルになるだけで、最初からそのレベルにチャレンジする勉強スタイルも否定はしません。
例文暗唱の勉強法
例文の暗唱に関しては、単語の暗唱とそれほど大きく変わることはありませんが、唯一重要なのは、文法を理解したうえで繰り返しをすることです。
ですので、以下のような手順で勉強するのがおすすめ。
- 文法を一通り学習する
- 毎週100文程度と目標を決めて、まずは英文と発音を理解する
- CDなどを見つつ、日本語→英語のトレーニングを繰り返す
基本的には「理解した英文」を覚えるのが大事です。
ちゃんと理解するためにも文法の最低限の学習は必須になります。
中学レベルの文法の勉強法はこちら。
>>【高校生・大学生・社会人必見】中学英文法のやり直し学習法&おすすめ参考書
あとは毎週決めた例文数だけ何度も繰り返しCD音源などを使いながら繰り返し音読すること。
慣れてきたら、日本語を自分で吹き込んでメモを作っておいて、それに合わせて英語を答えられるようになっておくのがいいですが、中学レベルだとそこまではしなくてもいいかなと思います。
中学レベルで1000も2000も覚える必要はないので、真面目にやれば数か月程度で1周終わるはず。
あとは気合です。
ちなみに「何も頭を働かさずにただ口を動かす」ことでも徐々に覚えることは可能ですが、これはおすすめしません。
最初のうちは頭を働かせて脳に刺激を与えながら覚える方がいいので、「日本語を見て英語を答える」ができるように練習しましょう。
おすすめの教材
現状、中学レベルで丁度いいレベルのものはこちらかなと思います。
レビューだと酷評されているものも多いのですが、「読めるようになること」を目標にして、さらにこの後も学習を続けていく人にはかなり丁度いいレベル感になっていると思います。
正直1冊だけで英会話が出来るようになるなんて思う方が傲慢なので、中学レベルは中学レベルと割り切って、ザっと勉強して、次のレベルに進むのがおすすめです。
このほか、単語帳や問題集、映像授業で出てきた例文は全て暗記するくらいのつもりで進めておくと、もっとレベルが上がった段階で、暗記に対するストレスが軽減されているはず。
英文が簡単なうちに「暗記すること」に慣れておきましょう。
まとめ
例文暗唱は、「英文を考えなくても理解できる」ようになるためにおすすめの学習方法です。
ただし、これを繰り返した程度で不自由なく「書く」「話す」というところまではいかないので、その準備段階と思ってチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
それではまた、所長でした!