ども、ぽこラボ所長です!
今回は中学レベルの英単語の勉強について。
英語の学習は単語、熟語などの語彙力の学習が最初から最後までつきまといます。
塾で高校生に指導していても案外中学レベルの基本的な語彙が身についていなくて苦労する生徒さんは大勢いらっしゃいます。
基本から着実に身につけていきたいものですし、せっかくなら覚え方のコツも身につけておいて損はないと思いませんか?
こちらの記事で解説する内容は以下の通り。
- 中学レベルの英単語を覚えるための勉強法
- おすすめの教材
それでは1つずつ解説していきます。
目次
中学レベルの英単語を覚えるための勉強法の手順とコツ
まずは何をおいても「勉強法」です。
正直なところ、中学レベルの英単語の学習教材はどれを使ってもさほど大きな差はありません。
勉強法をとにかく覚えていきましょう。
おすすめの単語帳は後で紹介するので、それらを使って、次のように進めてください。
- 新しい単語を100語のスペルと発音と意味を確認する
- 赤シートで隠して覚える
- 覚えたものはマジックで塗りつぶす
- 10回程度、手順2と3を繰り返した後、次の100語に移る
まずはスペルと発音と意味の全てを必ず確認しましょう。
特に発音を意識しておかないとあとあと苦労していくことになりますので、そこは手を抜いてはいけません。
最初のうちは1単語に対して複数の意味を覚える必要はありません。
1単語に対して、スペル、発音、意味1つの3つをセットで覚えていけばOKです。
赤シートなどで隠しながら、テストをしつつ覚えるのがおすすめ。
さらに覚えたものは太い黒マジックでぬりつぶしていきましょう。
※最初は少し抵抗があるかもしれませんが。。。
勉強時間としては、毎日15分くらい取れればいいかなと思います。
中学レベルの単語はたかだか1000〜2000程度なので、ちゃんと毎日続けば数ヶ月程度で暗記できるはずです。
ボキャブラリー学習の初期で気をつけることは次の5つです。
- 1単語1熟語に対して1つの意味を覚える
- 深さよりも回数
- 思い出そうとすること
- ノートにまとめないこと
- 覚えるものを減らすこと
それぞれ細かいところを見ていきましょう!
1単語1熟語に対して1つの意味を覚える
ボキャブラリー学習の初期の段階から、1単語に対して複数の意味を覚えていく必要はありません。
最初から完璧を目指してしまうと回転率が悪くなって、暗記の効率が下がってしまうので、それを避ける意味があります。
もちろん辞書を使えばいくらでも色んな意味が出てくる単語はあるわけですが、それを1度に全部覚えようとするのはもっとレベルが上がってからでOKです。
とにかく1つに対して1つの意味を1対1対応で覚えていきましょう!
深さよりも回数
暗記の苦手な人の中には1度で確実に覚え切ろうとして、ダラダラと時間をかけ過ぎている人がいます。
これは効率的ではありません。
映像授業などの「最初から使う時間が決まっているもの」「暗記よりも理解が重要なもの」に関しては、1度で理解して覚え切ろうとする姿勢はいいのですが、
単語や熟語などのように「暗記が理解よりも重要なもの」に関しては、深さよりも回数です。
何回繰り返したか、が1番重要な要素になることを覚えておきましょう。
ちなみに東大に現役合格するような受験生でも単語は1度では覚えられません。
東大生の受験当時の単語帳はボロボロになっていることが多く、それは彼らでも数回程度の復習では単語が覚えられない証明になっています。
思い出そうとすること
「覚えよう」とするのと、「思い出そう」とするのでは、「思い出そう」とする方が記憶には定着していくことが科学的に知られています。
何も考えずに、繰り返し読んだり書いたりすることも全く意味がないわけではありませんが、周回ごとに何度もテストする方が効率的ということです。
赤シートを使って思い出そうとテストしながら、何周も繰り返すのが1番無難なやり方です。
また高校レベルになるとセットとして問題集も存在するものもあります。
問題集はかなり有効なので、皆さんに取り組んでほしいのですが、大学受験業界でもあまり使われていない印象です。
中学レベルでは無難なものがあまりないのですが、最低限、赤シートでテストを繰り返しながら覚える方法は採用してほしいところです。
ノートにまとめないこと
覚えるべき単語をノートにまとめていないでしょうか?
小中学生のときにテスト勉強の度にまとめノートを作っていた人は要注意です。特に色とりどりの綺麗なノートを作っていた方は警報級の注意が必要です。
ノートにまとめた上で赤シートなどでテストするなら、悪い方法ではないのですが、それが出来ている人をほとんど見かけたことがありません。
むしろノートまとめをしているひとの方が「思い出そう」とする時間が短くなっている印象です。
単語くらいなら大きな問題は起こりにくいですが、他の科目の勉強もなさっているならノートまとめは今すぐやめた方がいいですよ。
ノートにまとめるのは、「読者が読んで理解できたこと」あるいは「読者が読んで大事そうと思ったこと」です。
理解できない部分が重要な可能性は否定できませんし、教科書や参考書の類は大事なことしか書いていません。
教材やテストを作る側の私からすれば、教科書や参考書は紙の枚数の問題から、本当は書きたいことを省いている可能性が高いと思っています。
教科書や参考書に書いてあることは省きに省いた結果なので、そこにあるのは全て大事なこと。
じゃあノートにまとめ直す意味とは?という感じですね。あえて情報量を減らす意味はありません。
高校レベルの単語の覚え方の記事で、改めてノートまとめ以外でおすすめの方法を紹介しますね。
>>高校レベルの単語の覚え方(準備中)
覚えるものを減らすこと
覚えたものは基本的にマジックで塗りつぶして覚える量を減らしていくのが得策。
塗りつぶして消していかないと「まだ覚えているかどうか不安」状態がいつまでも続いて、暗記を繰り返す単語の量が減っていかないんです。
例えば2周目までで100語中の20語覚えたのであれば、3周目は80語だけ復習すればいいですし、3周目でさらに20語覚えたのであれば、4周目は60語でOKです。
このように覚えるものをどんどん減らすのが暗記のコツです。
最初は単語帳をマジックで塗りつぶすのに抵抗があるかもしれませんが、気にせずどんどん塗りつぶすことで慣れていきます。
抵抗が強ければ、単語帳は2冊買ってガンガン塗りつぶして使う用と、そうでない用に分けておくといいでしょう。
正直中学レベルの単語学習に長々と時間をかけているのは非効率なので、気にせずボロボロにしていきましょう。
今後使うことはありません。
おすすめの教材
勉強法を理解した上で、おすすめの教材についても紹介しておきます。
ターゲット、ランク順、シスたんあたりは高校以上のレベルも同じシリーズがあるので、慣れておいて損はないでしょう。
発音が理解できて、使いやすいものであれば、どれを使ってくれても構いませんので1冊選んでやり切りましょう。
他にも分かりやすいもの、使いやすいものがあると思いますが、中学レベルの語彙に関してはある程度レイアウトなどの好みで決めてしまっても大きな差はありません。
注意すべき点をしいて挙げるとすれば、長文の中で覚えるのをメインに押しているものはおすすめしません。
もう少しレベルが上がった方には長文からボキャブラリーを増やしていくのもおすすめしますが、ある程度英語の学習に慣れてからで十分です。
まとめ
今回は中学レベルの英単語の勉強法と、おすすめの教材を解説しました!
以下の覚えるコツを意識して、勉強してみてください!
- 1単語1熟語に対して1つの意味を覚える
- 深さよりも回数
- 思い出そうとすること
- ノートにまとめないこと
- 覚えるものを減らすこと
それではまた、所長でした!