ども、ぽこラボ所長です!
今回は同族目的語について解説します。
特に形容詞を使った文章と副詞を使った文章で言い換えができるようになることが重要なので、そこを目標に勉強していきましょう!
目次
同族目的語とは?
本来、自動詞として使われる動詞が例外的に、その動詞と意味の似ている名詞を目的語に取るとき、その目的語のことを同族目的語と言います。
例えば、smile は「ほほえむ」という自動詞で、本来はSVの第一文型で使いますが、例外的に以下の例文のような使い方をします。
She smiled a friendly smile.
彼女は親しげにほほえんだ。
このとき a friendly smile 「親しげな笑み」が目的語Oとなっていて、このsmileのことを同族目的語と言います。
目的語が動詞と同じ形か同じ語源のもの
同族目的語には2種類あり、1つ目が動詞と目的語が同じスペルのもの、あるいは同じ語源のもの。
以下のようなセットがあります。
smile a 〜 smile
live a 〜 life
die a 〜 death
sing a 〜 song
laugh a 〜 laugh
fight a 〜 fight
sleep a 〜 sleep
breath a 〜 breath
このタイプがよく見かける形で、文法書でも他の例を見かけることがあるでしょう。
目的語が動詞と一見違うが関連のあるもの
2種類目が、動詞と目的語が一見違うのですが、関連のあるもの。
例えば、
run a race
など。以下のような使い方をします。
He ran an exciting race.
彼は競争でわくわくさせる走り方をした。
この場合も、runは「走る」という意味の自動詞として使うのが普通の所、raceという関連のある名詞を目的語に取っています。
この場合もraceのことを同族目的語と言います。
言い換え(形容詞→副詞)
そして、ここまでに出してきた例文は同族目的語に形容詞をあてて、もともとの自動詞の意味に意味を追加しています。
smile a smile
「ほほえむ」
→
smile a friendly smile
「親しげにほほえむ」
この形容詞で追加した意味は副詞や副詞句を使って表現することができます。
例えば、
smile a friendly smile
→
smile in a friendly way
と変えても同じ意味を伝えることができます。
「自動詞+形容詞+同族目的語」で表現するか、「自動詞+副詞(句)」で表現するかは、使いやすい方をその場その場で選べるようになるといいでしょう。
まとめ
今回は同族目的語についてまとめました。
同族目的語は、本来自動詞として使う動詞が例外的に似た意味の名詞を目的語として使うときの目的語のことを指します。
よく「自動詞+形容詞+同族目的語」の形で出てきますが、これは「自動詞+副詞(句)」で言い換えることが可能です。
しっかり覚えておきましょう。
それではまた、所長でした!